さすがパリコレモデル!さすがアンミカさん!!「ヘアメイクの重要性」を再認識させてもらいました

MBS毎日放送『林先生が驚く初耳学!』の番組内企画、『アンミカ先生が教えるパリコレ学』をご存知でしょうか?

元パリコレモデルのアンミカさんを中心に、毎回テーマごとに、美容・ファッションのプロフェッショナルを講師としてゲストに呼び、モデルの卵たちを育ててパリコレに連れて行くという内容です。
一次オーディションを通過したモデルは9人。

彼女らに、アンミカさんとゲスト講師がアドバイスをしながら1人に絞る過程を見せる番組なのですが、この企画の第11回「髪バッサリ!号泣学院生が大変身」が、ヘアメイクとファッション、そしてその人がおかれている環境までをも考えさせられる内容でしたので、レポートと考察をさせていただきます。

ちなみに第3回、メイクについての放送で、アンミカさんが『眉』についてとても興味深いことをおっしゃっていました。
そのレポート記事も以前書かせていただいたので、興味がおありでしたらこちらからご覧くださいませ。

※2019年1月27日までは、こちらから番組を見ることができます。
(その日以降は、最新回のものに順次切り替わります)

 

では、レポートです。

 

いつもの回では、一次オーディションを通過した9人のモデルの卵たちが揃って登場するのですが、今回は2人足りません。

その7名の前に、一般人には到底着こなせないファッションを身にまとい、ファッションに負けないメイクアップで現れたアンミカさん。
相変わらず美しいです。

そのアンミカさんが優しい笑顔で、現実を突きつけるキツイ一言。

「前回(ファッションショー形式でモデルさんの成長を見た回)は、コシノジュンコさんの洋服の力とヘアメイクの力がとても大きかったです(そのおかげで何とか形になった)」

「皆さんに忘れないでいただきたいのは、(コシノ)先生が皆さんを見た第一声・・・『あら、皆さん素人さん?』」

「この一言は今のあなたたちを表しています」

どのシーンを切り取ってもいつも『モデル』のアンミカさん

それを投げかけた上で、今回の課題『カラーのコンポジット撮影』が発表されました。
この『カラーのコンポジット撮影』というのは、
『洋服やメイクといった色や空気感に負けない自分の個性を表現』しなければならないそうです。

どのようにすれば自分の個性が表現できるのでしょうか?
全く思いつきませんし、考えただけで胃が痛くなります。

その撮影をするのが今回の特別講師。
レディ・ガガも心酔しているという、写真家のレスリー・キーさんです。

アンミカさんが『どれだけこの方に撮って欲しかったか!!』と羨ましがられるほどのレスリー・キーさんは、パリコレのオーディションから立ち会われるそうです。

オーディションに受かる人と落ちる人の違いについて、レスリー・キーさんは言います。

『やはり第一印象。一瞬の自信、自分の存在を5秒以内でどれだけ表現できるか』

だと。

 

このタイミングで、あと2名のモデルの卵がいない理由が発表されました。
アンミカさんとレスリー・キーさんは予め『どういうコンポジなら世界中のデザイナーの目に留まるか』の打ち合わせをされた上で、その2名のヘアカットを提案されたからだったのです。

この2名のモデルさんは、揃って胸元を超えるほどのロングヘア。

ひとりは幼稚園の頃からモデルを目指し、それ以来切ったことがないという15才。
彼女はあご下くらいのボブカットに。

もうひとりは、雑誌Rayの読者モデルもつとめる20才の大学生。
彼女は40cm以上カットのショート(しかもカラーで髪色は紫に)。

更に番組進行中にもうひとり、あごラインのショートボブだった25才のモデルさんもベリーショートに変身を遂げます。

この3名の中で、特に20才の大学生モデルさんは、

コシノジュンコさんからは
『インパクトがない』

アンミカさんからは
『個性って何度も言っている。服の個性もあなたの個性も!!』

とアドバイスされ、自身の個性の弱さを悩んでいたそうです。

Rayのイメージもあり、所属事務所からは鎖骨ラインのカットまでしか許可をもらえなかったのにも関わらず、15分かけて事務所を説得した彼女からは覚悟が垣間見えます。

そのヘアスタイルとクールなメイクで登場した彼女の装いは黒のノースリーブと細身のパンツ。

もう全くの別人です。
『可愛さが引き立ってしまって何をしてもモデルっぽさ・パリっぽさが出なかった』と心配されていたアンミカさんもその変身ぶりに、『突き抜けた』『首の細さ、肩の華奢さを気にしていたけど、それが逆に引き立った』『モデルとしてもすごく格好いい』とおっしゃっていました。

 

この後は、冨永愛さんの登場で本物のモデルオーラと格の違いを見せつけられるのですが、その素敵さや人間力は書ききれるものではないですし、今回の考察には直結しないので割愛します。(冨永愛さんファンの方、すみません)

 

さて、3名のモデルさんが変身したわけですが・・・
全くの主観で私の感想は、25才のモデルさんについては『あらっ、素敵になったわ!』なのですが、あとのおふたりは正直、微妙に感じました。

それも当然です。
私にはパリコレの世界なんて想像すら出来ない、自分には縁の無い遠い存在だからです。
そこでの価値観や基準が全くわからないからです。

それでも彼女たちが素晴らしかったのはわかります。

それは『誰に認められたいのか』『誰に褒められたいのか』『どの世界で自分は生きていたいのか』を明確にした心の強さに感銘を受けたからです。

一般女性のコミュニティではなく、完全なモデルの世界へ足を一歩踏み入れたのでしょう。
私たちの『可愛いね』という評価ではなく、コレクションモデル界の住人に『良くなったわね』と言われることを選んだのでしょう。
それが自信となり、あごを上げて街を歩くようになった時、一般女性である私たちは尊敬の念と憧れのまなざしで『うわぁ!かっこいい!素敵!!』と彼女たちを見つめるのです。

さて、大なり小なり私たちの回りでもこのような事があります。

女性にとって『どのようなコミュニティに属しているのか?』『誰に褒められたい(認められたい)のか?』という事は、ヘアメイクを考える上で切っても切り離せない重要なファクターなのです。

 

ここで、私の尊敬する美容師:広島県福山市にある“ageha hair”オーナー河上倫久さんが、後進に向けて寄稿してくださった記事の存在を思い出しました。

美容師さんはもちろん、おしゃれになりたい・素敵になりたい女性たちにも大変参考になる記事です。

 

では、紹介します。

お客様のこと見えていますか?
はい、見えています。

ですよねぇ。
美容師ですものね。

ではお客様の洋服は?メイクは?見えていますか?
それも、もちろん見えていますよね?

ではさらに、
その洋服とメイクにあうヘアスタイルは?
頭の中にイメージとして見えていますか??

お客様が誰の為に、
何の為にヘアスタイルを作りに来ているのか、
お客様が自分の理想像をわかっているか見えていますか?

もしお客様が自分の想像が見えていないのであれば、
そのことについて教えてあげられますか?

しつこいですか?

今回はそんな話なのでご容赦を。

お客様はヘアスタイルを創る為に来店します。
髪を切るため、染めるための来店ではありません。

そういったお客様がもしいらっしゃるのなら、
そんな注文の聞き方をする美容師がつくったお客様です。

 

ヘアスタイルは女性のセンスを決めます。

 

洋服やメイクが似合っていても、
ヘアスタイルが違うと、
なんとなく違和感がありますよね?

そしてヘアスタイルを作るのは美容師ですので、
担当する美容師にセンスがなければ、
お客様のセンスが下がります。

美容師の責任は重大なのです。

そのためにまず、
お客様を深く見てみませんか?

例えばここに、
ひとりの女性がいるとします。
その人は「誰かのために」素敵なヘアスタイルに
なりたくてご来店しました。

人は必ずどこかのグループに属しています。
大きくても小さくても、
意識的にも無意識にでも。
たとえば、
「会社」
「ママ友グループ」
「友達」
「恋人同士」
「サークル」
「学校」
「家族」
「夫婦」
などなど他にもいろいろ。

そしてグループの中で誰かに、
「おしゃれだと思われたい」
「認めてもらいたい」
「褒めてもらいたい」
「気づかれたい」
「好かれたい」
といった気持ちを満たしたいと思っています。
どんなにおとなしい人でも必ず。

ですので、
まずお客様にとってどのグループが重要かを一緒に決め、
その中でどう見られたいのかを相談するのです。

そうすると『自己重要感』
を満たすための作戦が立てられます。

例えば、
「ばっさり切りたいんです」
とお客様がおっしゃったとします。

そしたらすぐに切るのではなく、
どんなグループで何の為に
「切りたい」のかを聞くわけです。

仮に、
「会社でみんなばっさり切りだしたから、いいなぁと思って」
との返答があったとします。

そこで、
「みんなばっさり切ったのならこれからは伸ばすよね?
だったらみんなが伸ばしだした時に、
かわいいふわっふわのパーマをかけたり、
綺麗なハイライトを入れたらみんなが羨ましがるんじゃない?」
というコミュニケーションをしたらどうなるでしょう?

そのお客様と一緒に先手を打つのです。
みんなが羨むヘアスタイルの提案と提供です。

そこからの関係性はもう、
美容師とお客様ではなく『同志』に変わります。

その『同志』になるためにはどうすれば良いのでしょう?

まずはお客様の分析をすることです。
どのグループでどう見られたいのか?の分析です。

第一に男性によくみられたい(女っぽい)のか?
女性によくみられたい(オシャレ、自立した女性)のか?

次に
可愛い感じ(カワイイ系)が好きなのか?
きれいな感じ(キレイ系)が好きなのか?

この2つの分け方で、
ほとんどの女性の求めている
女性像に振り分けることができます。

図にするとわかりやすいです。

このように、
例えば可愛い感じが好きで、
女性に支持されたい=「おしゃれ」な女性は「可愛いおしゃれ」
男性にもてたい=「女っぽい」女性は「可愛い女っぽい」というように分類し、

「可愛い女っぽい」「きれい女っぽい」「可愛いおしゃれ」「きれいおしゃれ」
の4パターンに分けて考えます。

【4パターンの特徴】
「可愛い女っぽい」・・・・ギャル系、ナチュラル系、ガーリー系、フェミニン系
<世代>
10代 20代 30代
<読む雑誌>
CanCam/AneCan/sweet/GIRL/JELLY/nonno/ViVi

「きれい女っぽい」・・・・ナチュラル系、フェミニン系、コンサバ系、セレブ系
<世代>
20代 30代 40代 50代
<読む雑誌>
Domani/STORY/BAILA/CLASSY/Oggi

「可愛いおしゃれ」・・・・ストリート系、ナチュラル系、モード系、ガーリー系
<世代>
10代 20代 30代
<読む雑誌>
mini/InRed/GINZA/Zipper/GISELe/FUDGE/SPUR MUSE

「きれいおしゃれ」・・・コンサバ系、セレブ系、モード系、ナチュラル系
<世代>
20代後半 30代 40代 50代以上
<読む雑誌>
ELLE/VOGUE/FIGARO

ほとんどの女性はこの4つのどこかに属します。
どれにも属さない人は、
自分をしっかり持っている人か、
オシャレに興味がない方、
それと勉強途中の方です。

自分をしっかり持っている人には、
その想いを尊重してあげてください。

オシャレに興味のない人には、
こちら側でさりげなく想像して
どこかに属したテイストを織り交ぜ、
「誰かに褒められるような」ヘアスタイルを創ってあげてください。

勉強中の方には、
ぜひどこかのパターンをお勧めし、
美容の楽しさを教えてあげてください。

自分で選べないオシャレ初心者で、
これからオシャレになりたいという
勉強中のかわいい女の子でしたら、
まず「可愛い女っぽい」をおすすめしてあげてください。

そこでのクオリティを一緒に上げ、
ちょっと大人びてきたら
「きれい女っぽい」か「可愛いおしゃれ」に振ってあげてください。

きっと、
その勉強中だった女の子は

私たち美容師の力により、
幼虫から素敵な蝶にうまれかわるでしょう。

またこの4分類は、
髪だけでなく女性像の「ものさし」ですので、
ヘアスタイルの要求と洋服が違うときや、
めざす理想像と違う雑誌を読んでいるときに
アドバイスもできます。

いかがでしょう?
お客様のことが見えてきましたか?

最後に、
女性は大変気まぐれですので
これは目安でしかありません。

女性は決め付けられることを
とても嫌いますのでご注意を。

つまり、女性は難しいということですね。

 

いかがでしたか?

女性として、こんな風に考えている美容師さんに担当して欲しいと純粋に思いますし、また過去において自分自身の方向の定まらなさが、いかに美容師さん泣かせであったかを反省します。

女性の個性を大切にしたオリジナルの美しさは、美容師さんとこのようにタッグを組むことで生まれてくるのだなぁ・・・

と実感した次第です。

 

美容師さんへ
お客様とトコトン話しこんでください。
そして、あなた自身が誰よりもオシャレでいてください。
あなたに褒められたらお客様が自信をもって帰れるくらいでいてください。
アンミカさんに褒められたら、自信をもって前を向けるモデルさんが良い例です。
女性の皆さんへ
美容師さんに遠慮しないでください。
相談を重ねても、自分の美しさを叶えてくれないのなら、堂々と担当を変えるかお店を変えてください。
あなたの夢を叶えない=相棒になれない美容師さんと付き合うのは時間の無駄なのです。
素晴らしい美容師さんは、日本中にたくさんいらっしゃるのですから。

 

さて、私たちかみとまゆでも女性の美しさの方向を定めるために『美人コンパス』というコンテンツを作成しました。こちらで『自分がなれる美人』を探してみてください。

また、その美人を叶えるもうひとつの武器『立体造形眉カット』を美容師さんにお願いしてみてください。

『ヘア』と『メイク』が別々に存在するのではなく、『ヘアメイク』を連動させているプロに任せるのが当たり前であるBeauty先進国『日本』。
そんな日本って、素敵だと思いませんか?

なので、かみとまゆからのお願いです。
『立体造形眉カット』を日本中の美容師さんにお伝えしたいメイクアップアーティスト木梨純平のことも、どうか応援いただけますよう、よろしくお願いいたします。